尿漏れの程度は個人によってその感じ方がさまざまで、自分では「たいしたことない」と思っていても、実は大量に漏れ出ているということもあります。
そこで、尿漏れの量を数値で表し、客観的に漏れの程度を知るために行なうのが、パッドテストといわれる検査です。一定時間、腹圧のかかるような動作を行なうことにより、尿漏れを意図的に起こし、その量を調べます。
このテストは自宅で行なうことができますので、症状が気になる方は一度試してみるとよいでしょう。用意するものは、薬局などで市販されている尿漏れパッド、飲料水500ml、計り(台所用でOK)となっています。
パッドテストのやり方
パッドの重さを測定し着用し、500mlの水を飲み、15分間ほど安静にします。その後、階段の上り下りを1階分行なってから、30分間ほどの歩行を行ないます。
さらに、15分以内で、1.椅子に座る→立ち上がる動作(10回)、2.強く咳き込む(10回)、3.同じ場所で走り回る(1分間)、4.床のものを、腰をかがめて拾う動作(5回)、5.流水で手を洗う(1分間)、の5つの動作を行ないます。
パッドを外して重さを量り、最初に量った重さを引くと、テスト中に漏れた量がわかります。判定基準は以下の通りです。
2.0グラム以下…正常
2.1~5.0グラム…軽度
5.1~10.0グラム…中程度
10.1~50.0グラム…高度
50.1グラム…きわめて重症
パッドテストの結果が、中程度異常の場合は泌尿器科の受診が必要ですが、それ以下の場合でも日常生活に支障が出ているようであれば、程度に関わらず受診するようにしましょう。